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情報125:漢方解説シリーズ⑲ 下腹部痛や月経痛があり、記憶にない打撲やうっ血のある人に「桂枝茯苓丸」

  • 2022年9月13日

🔶体力は中程度以上で、下腹部痛や肩こり、頭痛、上のぼせ下冷えを訴える🔶

諸症:月経不順、月経異常(出血多めで黒い血や塊が出る)、下腹部痛や生理痛、打撲、肩こり、シミ

 

【構成生薬】

 

牡丹皮・桃仁・芍薬 ←活血

桂皮 ←血流促進

茯苓 ←利水

瘀血を改善する最もポピュラーな処方。

牡丹皮や桃仁は駆瘀血薬(瘀血を取り去る生薬)で、活血薬である芍薬がその働きを支える。

桂皮は体を温め、血管を広げることで血流を促進。茯苓は水分代謝を改善させ、余剰な水分の排泄を促してむくみを取る。血流や水分代謝の改善が、うっ血や打撲などの瘀血症状の改善を促進する。

瘀血は、流れが詰まることで傷んだり、できものができたり、黒ずんだりする特徴があり、それらがこの漢方薬を用いる指標となる。

シンプルな構成で使いやすい処方だが、瘀血の改善は「下に降ろす」性質があり妊婦には禁忌となるので注意。

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