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情報27:今シーズンはインフルエンザの患者数が少ない

  • 2020年3月6日

  新型コロナウイルス感染症が急速な広がりを見せています。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の検疫で新型コロナウイルス検査で陽性となった人を含め、国内で1,000人以上の感染者が発生しています。そして、毎日感染者が相次いで報告されるなど増え続けています。
 政府は2月27日、感染拡大を防ぐため全国の小中学校、高校、特別支援学校を3月2日から春休みまで臨時休校とするよう、要請することを決めました。政府が一斉休校を求めるのは、極めて異例の事です。全国的な蔓延を食い止めるには、特別な措置が必要だと判断したからだと思います。
 さらに、厚生労働相は国民に対して、咳エチケットや手洗いなどの感染対策の実施や、風邪の症状があれば会社を休んで自宅療養することを呼びかけています。特に、不要不急の外出や人混みを避けることや時差出勤も要請しています。また、業界においても各種イベントや研修会などの中止が相次いでいます。

 一方で、注目されるのがインフルエンザ患者数の少なさであることです。2月に公表されたインフルエンザの患者数は激減し、昨シーズンの約3分の1程度と低い水準でした。
 振り返ると、昨シーズンはインフルエンザが大流行し、同時期には過去最多を記録しており、患者数はわずか1週間で働き盛りの約45万人がインフルエンザウイルスに感染していましたが、今シーズンでは約5万5000人と約8分の1にとどまっています。
 当時も厚労省はマスクの着用、外出後の手洗いなどの徹底を呼びかけていました。これは現在の新型コロナウイルス感染症対策に関する呼びかけと同じ内容であります。つまり、新型コロナウイルス感染症への警戒が広がったことでマスク着用や手洗いの徹底などなどの感染症対策が広く行われた結果、インフルエンザの劇的な減少につながった可能性が髙いと思われるからです。

 基本的な感染症対策がインフルエンザに効果があって、新型コロナウイルス感染症に効果がないということはないはずです。もちろん、未知のウイルスであるため変異などの不測の事態に十分な警戒が必要になりますが、現時点ではこのまま基本的な感染症対策を続けることが重要ということになるのではないでしょうか。
 現在、マスクや消毒薬などが不足してパニック状態ですが、政府は、増産体制に力を注いでいますので近いうちに解消されると思います。そして、1日も早くウイルス感染が収束することを願っています。

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