一度の食事で皆さんは何回噛んでいますか?
現代人の噛む回数は、昭和10年代の半分以下の600回程度まで減少しているといわれています。
よく噛まずに食事をすると、からだに様々な負担をかけます。
そのため、噛む回数を増やしていきましょう。
【よく噛むことの効果】
胃腸の負担を減らす
よく噛むことで、食べ物が唾液と混ざり合い消化しやすい形に変わるので、胃腸の負担が減ります。
脳を刺激する

歯を支える骨と歯根の間にある歯根膜は中枢神経につながっています。
噛むことで中枢神経を介して脳を刺激します。
食べすぎを防ぐ
時間をかけてしっかり噛んで食べると、脳の満腹中枢が刺激され、適量で満腹感を感じるので食べすぎを防ぎます。
口の周りの筋肉を鍛える
噛むことで口の周りの小さな筋肉が鍛えられ、口の動きがよくなります。成長期においては、あごの発育を促す効果もあります。
唾液が増える
口の周囲には唾液を分泌する唾液腺が3つあります。噛むことで唾液腺が刺激され、唾液が分泌されます。
唾液は、1日に1ℓから1.5ℓも分泌され、消化を促進するのはもちろんのこと、口内を掃除したり、虫歯を防いだり、粘膜を保護したり、発音しやすくしたり様々な効果があります。
【よく噛むためのポイント】
噛み応えのある食材を選んだり、食材を大きめに切る

根菜類などの硬い食材やこんにゃくなどの弾力のある食材を摂り入ましょう。
また、食材を大きくした方が噛む回数が増えるので、大きめに切ったり、厚切りにしてみましょう。
一口の量を少なくする
同じ量の料理でも、一口の量を自由にした場合と少なくした場合とでは、噛む回数、噛んでいる時間ともに、一口の量を少なくした方が多かったという研究結果が出ています。
飲みこんでから次の食べ物を
飲み込み前に次の食べ物を口に入れると、先に口にした食べ物を十分に咀嚼しないまま飲み込むことになります。この食べ方だと早食いになり、肥満の原因にもなります。
飲み物で流し込まない
噛んでいる途中に飲み物を口にすると、口の中の食べ物は飲み物で流れてしまうため、しっかり噛まなくなります。
「ながら食べ」をしない

テレビやスマートフォンなどを見ながら食事をすると、食べること以外に意識が向かい、気がつかいないうちに次々と食べ物を口の中に入れてしまいがちになり、噛む回数が減ってしまいます。