前回に引き続き、必須アミノ酸(自分のからだで合成できないアミノ酸)であるバリン、ヒスチジン、スレオニンの働きについてです。
♦バリン♦
必須アミノ酸の一つです。

ロイシン、イソロイシンとともにBCAA(分岐鎖アミノ酸)に分類されます。
筋肉中のタンパク質を構成するアミノ酸はBCAAが多く、その中のひとつのバリンは、筋肉の強化に効果的なアミノ酸です。
その他にもからだの成長を促進する働きや血液の窒素バランスを調整する働き(有毒なアンモニアの代謝を促進し、アンモニアを無毒化させ尿の排出を促す)があります。
♦ヒスチジン♦
子どもには合成できず、大人になると合成できるようになるアミノ酸のため、ヒスチジンは唯一、体内で合成できる必須アミノ酸です。

子どもの発育期に欠かすことのできないアミノ酸です。
ヒスチジンは体内で成長に関するほか、神経機能補助の役割を果たしています。
その他にも赤血球を形成するときに必要なため、貧血や紫外線による皮膚への刺激を軽減させる効果があるので、シミやそばかす、皮膚がんの予防効果があるといわれています。
さらに、ストレスの軽減や慢性関節炎の緩和などにも働きかけます。
最近では、食欲を抑制し、脂肪燃焼を促進させる効果があることが明らかとなり、ダイエット効果も期待されています。
♦スレオニン♦
体内で合成できない必須アミノ酸の一つで、主に成長に関わるアミノ酸です。
成長を促進したり、肝臓に脂肪が蓄積するのを抑制する効果があります。
さらに、胃酸の分泌のバランスを調整する働きがあるため、胃炎を予防する効果や食欲を増進させる働きがあります。
また、コラーゲンを合成する際の材料として使用されるため、肌のハリを保つ働きがあります。
体内でグルコースを生成する際の材料にもなりえるアミノ酸です。